冷え性
現代西洋医学では、冷え性という病名も診断基準もありません。
しかし、実際には手足の冷えを訴える人は多く、65歳以上では6割、75歳以上では8割の人が冷えを訴えるというデータもあります。
冷え性の原因とされているのは、手足の末端まで血液がしっかり行き届いていないため、老廃物の排泄が十分に行われていないのも要因のひとつです。
また、高齢になるにつれて、生体機能が衰え、特に女性に多く、更年期障害や生理不順などに伴い、自律神経のアンバランスも加わり、骨盤内に子宮、卵巣などの臓器があることで、下半身への血流が滞りやすいと考えられています。
冷え性の原因
運動不足、体脂肪過多、過度の冷房、ストレス、薄着、身体を締め付ける下着、身体を冷やす飲み物、喫煙などが挙げられる。
肥満を警戒するあまりか、少なすぎる食物摂取、バランスを欠く食事などによる、新陳代謝低下による冷えもあります。
冷え症改善方法
血行を促すビタミンEで手足の先まで血液を届けましょう。
ビタミンEは、血管を拡げて血行をよくするうえ、女性ホルモンも活性化させます。血行促進効果の期待されるイチョウ葉エキスやドクダミ、カプサイシンなどもおすすめです。とくに女性は注目したいです。
【民間療法】
- 冷たい部分を蒸しタオルで温める。
- 温水で頚部や下半身を温める。
- 膝から足首までの靴下。
- 冷水と温水の交互刺激。
- 竹筒踏みなどで、足裏へ適度な刺激を与える。
- 足の三里への指圧なども効果的。
- 寝ている間、腹巻きなどで首を温めるのも効果がある。
- 適度な運動は欠かせない。